キャリアコンサルタント業・ビジネススキルのオンライン教育事業を手掛けるフォワードは24日、転職やキャリアアップの入り口をつくることを目指し、特許出願中のデータ整形技術を用いた生成AI×転職・キャリアアップのサービスを2種開発し提供を開始すると発表した。
また、サービスの開発に向けた人員拡充やプロモーション活動の拡大を目的に、リードVCとしてEast Venturesと、複数投資家・企業(後述)を引受先とした5100万円の資金調達を実施した。日本政策金融公庫、きらぼし銀行からの創業融資2500万円と合わせて、シードラウンドでの調達額は7600万円。
政府は、2023年5月に、国の優先課題として「構造的賃上げ」の実現を目指し「三位一体の労働市場改革の指針」を発表した。指針では「①リスキリング(学び直し)」、「②日本型職務給(ジョブ型)の導入」、「③成長分野への円滑な労働移動」の3つが示され、政府と一体となって民間企業のアクションも求められている。
フォワードではまさに①〜③の指針に合致した事業の全体像を描いている。人間の才能を解き放ち、誰しもが挑戦できる世界をつくるというビジョンをいち早く実現するため、サービス開発と並行して開発費・採用費をさらに拡充すべく、今回の資金調達に踏み切ったという。