クラフター、行政機関内でChatGPTを安全に活用する業務効率化ツール「Crew」リリース

クラフターは28日、ChatGPTをビジネスで安全に活用する業務効率化ツール:行政機関専門 官公庁・自治体向けChatGPT「Crew」サービス提供を開始すると発表した。

ChatGPTをビジネス利用で安全に活用する業務効率化ツール「Crew」は、行政がChatGPTを手軽に安全に使えるサービス。

「Crew」は高度な権限管理やセンシティブな情報の検知、グループ共有、社内書類の管理等の機能が特長。

ChatGPTを始めとした生成型AIを利用する際、登録している従業員の管理や外部への情報漏洩などのセキュリティ対策に課題がある。

「Crew」においては、個人情報などのセンシティブ情報を検知して非表示にし、登録している従業員の権限を設定でき、個人情報の検知機能、ログ監視などの機能でビジネスでもChatGPTを安全に使えるような環境を提供している。フィルタリングするNGワードを追加することにより、企業ごとに独自の秘密情報を追加できる。企業メールアドレスで簡単に登録でき、チャット画面で質問ができる。OpenAIにおいて個別に登録する必要はない。管理者が詳細な権限設定を行うことができるので、情報の制約や切り分けは容易だが、チャット内容はオープンに共有されるので、システムの知識に明るくない人でもチャットを参照できる。

また、ChatGPT単体にはない書類を元にした会話機能もある。説明書類や手順書といった社内文書をアップロードして書類から回答でき、繰り返し発生する同等作業や、異動者や採用者のオンボーディングトレーニングを代替して行うことが可能。

「Crew」の特徴
・ChatGPTへの情報受け渡しがセキュア
・行政機関内でアカウントや権限の管理ができる
・グループチャットがあり、複数人での情報共有が可能
・プロンプトエンジニアリング(AIへの指示出し)のテンプレートあり
・各行政独自の資料から言語モデルが回答する

「Crew」の豊富な機能
◆各行政機関内の資料から回答
各行政機関内で利用する資料をアップロードすると、内容に従った回答ができる
◆グループチャネル
会話したスレッドに複数名で参加プロンプトやチャットが苦手なメンバーも利用できる
◆グループ権限設定
部署、チーム、役職に応じて臨機応変に権限をグループ分け、検索や削除できるユーザーを指定できる
◆セキュア機能
OpenAIにデータの受け渡しを制限。入力データが学習に利用されず、外部に漏れないセキュアな環境
◆CRM連携
Hubspotと連携※連携CRM随時開発中
◆NGワード登録
デフォルトの除外ワードに加えて、行政特有のNGワードを登録できる
◆アカウント管理
管理画面からメンバーを招待。メンバーは行政のメールドメインで登録できる
◆チャット履歴の蓄積
ユーザー毎の利用状況やチャット履歴が確認可能

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