ハリウッドマジックは11日、1枚の顔写真からさまざまなヘアースタイル画像を生成するウィッグ業界初(同社調べ)のAI試着サービスを開始したと発表した。
AIによる生成画像を用いることで、オーダーメイドウィッグの完成イメージを事前に確認できるようになる。このAI生成画像は利用者と技術者の共通の完成目標として共有され、より利用者のイメージ通りの高品質ウィッグを提供することが可能となった。
AIによる画像生成技術により、顧客のさまざまな姿を作り上げる、ウィッグ業界初の新サービス。たった1枚の証明写真を提供することで、さまざまなヘアースタイルのカタログを生成する。
以前は似合っていたウィッグのヘアースタイル、10年、20年と年齢を重ねると、以前と同じ黒々としたウィッグでは不自然さが際立って、他者が気がつく事があるという。年齢に見合わない黒々としたウィッグは注目を集めがち。だからウィッグには年齢に合ったスタイルや白髪量であることが不可欠だという。
ところが、ウィッグを長く使っている利用者ほど、現状にある程度満足しているとスタイルを変えることに不安を感じ、新しいヘアースタイルや白毛量の導入に慎重になる。
「せっかく作った高価なウィッグが似合わなかったらどうしよう」
「気に入らなかったらどうしよう」
そんな不安から、新しいヘアースタイルに興味はあっても、なかなか決断ができない。
そこで、ウィッグ利用者が新しいスタイルを模索するための手段としてAI試着は開発された。AI試着によりウィッグ利用者は、自分の目で今とは違う自身の姿を確認し、不安を感じることなく新しいスタイルを選択できるようになった。
さらに、AI画像生成は髪型だけではなく、着ている服や場所も、様々な状況を画像として生成することができる。それはまだこの世に存在しない自身の姿。AI試着により髪型にとどまらず、服装や雰囲気、ライフスタイルといった、より深い意味でこれからの自分が目指す姿を見つけることができる。