Stayway、「補助金クラウド Powered by GPT-4」提供に向け北陸銀行・北海道銀行と実証実験
Staywayは12日、ChatGPTをはじめとしたジェネレーティブAI(生成AI)を活用した新サービス「補助金クラウド Powered by GPT-4」の開発及び提供に向け、北陸銀行及び北海道銀行との実証実験を開始すると発表した。
金融機関においては、顧客から補助金活用のニーズが多く寄せられる一方で、対応リソースの不足や、ノウハウが蓄積されず適切な支援をおこなえないといった、支援における課題が発生している。本実証実験を通じて、補助金領域での生成AI活用を加速し、誰もが補助金を活用した経営改善に取り組める社会の実現を目指していくという。
あらゆる産業でのDXの加速やウィズコロナ時代の経済社会が目まぐるしく変化するなか、中小企業の経営改善や事業成長に向けた補助金活用のニーズが高まっている。その一方で、国や自治体ごとに散財している補助金情報からニーズにあったものが見つけられない、申請要件が複雑でわかりづらいといった情報収集における課題と、申請に必要な事業計画の策定や書類の作成などの申請業務における課題が存在する。
そこで、これらの課題を解決することを目的に、Staywayと、東京大学松尾豊研究室 出身メンバー等が設立したジェネレーティブAI(生成AI)の開発に特化したGenerativeXは、補助金領域での生成AI活用の共同研究を開始し、新たに「補助金クラウド Powered by GPT-4」の提供を予定しいる。
「補助金クラウド Powered by GPT-4」とは、ChatGPTをはじめとしたジェネレーティブAI(生成AI)を活用した補助金クラウドの新サービス。業種や規模、地域など、それぞれの領域で豊富な知見やナレッジを持つ金融機関や士業による活用を想定し、主に下記3つのポイントにおいて、生成AIを活用した新たな提供価値の創出を目指している。
・AIによる自社のニーズにあった補助金の比較検討や絞り込み
・Staywayがノウハウが詰まった申請テンプレートをもとに、生成AIによる高品質な自動書類作成
・独自の自然言語解析アルゴリズムを用いて、公募情報の記載項目やアップデート情報の自動抽出
実際に、「補助金クラウド Powered by GPT-4」を用いて小規模事業者持続化補助金の事業計画の作成における社内検証をおこなった。人による作成時間と「補助金クラウド Powered by GPT-4」による作成時間を比較してみたところ、「補助金クラウド Powered by GPT-4」による作成時間は、人による作成時間の100分の1という検証結果を得られたという。
「補助金クラウド Powered by GPT-4」は、申請書類の作成時間を大幅に削減することができ、情報収集における課題と、申請に必要な事業計画の策定や書類の作成などの申請業務における課題の解決に大きく貢献する。
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