「なんでも載せられる、しっかり運ぶ」をコンセプトに4輪駆動4輪操舵の独自設計の自動配送ロボットを開発するHakobotは15日、屋外走行可能な新型自動配送ロボットを活用した共同研究を、近畿大学経営学部 経営学科 古殿幸雄教授のゼミとスタートさせたと発表した。
今回の実証実験では、Hakobotの自動配送ロボットの「なんでも載せられる」特長を活かし、市販のクーラーボックスを荷室に設置し、9月24日に開催する近畿大学のオープンキャンパスに来場してくれた高校生にミネラルウォーターを自動配布する実証実験を実施する。
今回の実証実験では、自動配送ロボットのイベント会場等での利用を意識し、近畿大学のオリジナルミネラルウォーターをオープンキャンパスに来場した高校生に配布するという運用を行う。このような実証実験に至った経緯として、猛暑の今夏に屋外イベントで熱中症のリスクが高まったというニュースを見て、自動配送ロボットがドリンクを会場内で配布することにより、運用側の労災リスクと来場者の熱中症リスクを共に下げる活用が見込めるのではとの考えから、このようなアイデアに至ったという。
Hakobotの自動配送ロボットのカスタマイズできる荷室機構をフル活用し、宅配用の荷室ではなく市販品のクーラーボックスを取り付けての実装となる。
実証実験スケジュール
実施日時:
① 2023年9月22日(金) 13:00~14:00 報道機関向け実証実験
②2023年9月24日(日) 10:00~15:00 オープンキャンパス開催日
※雨天時は延期予定
実施場所:近畿大学東大阪キャンパス
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
①31号館1階 郵便・宅配センター前
②西門→アカデミックシアター前→11月ホール前→21号館前→西門
内容:LiDAR等を活用して作成したキャンパスの地図データを元に、自動配送ロボットの走行テストを実施