FastLabel、AI機械学習用途「権利クリア」スポーツ動作動画データセット販売開始

AI開発に必要なデータ収集・生成からアノテーション、モデル開発、MLOps構築までの全工程をサポートしているFastLabelは14日、AI開発用途に被写体から利用承諾を得ている権利クリアなスポーツ動作動画データセット1920本の販売を開始した。

同社は、2020年1月の創業以来、教師データ作成代行やアノテーションツールの提供を主力事業として展開。現在ではデータセントリックなAI開発プロセス全体を包括的に支援するサービス(業務代行及びコンサルティング)およびシステム(各種ツール)を提供している。これまで、大手企業を中心とした数百社の支援をする中で、AI開発プロセスにおける「データ収集」に関する課題が多く寄せられてきた。

米OpenAI社の「GPT-4」他、大規模言語モデルが公開されたことを受け、コンテンツを生成することが可能な生成AI(Generative AI)技術が急速に発展している。併せて、英Stability AI社の「Stable Diffusion」を代表として画像に関する生成AIも登場し、活用の可能性が期待されると同時に、AI倫理の観点から被写体からAI開発への利用承諾を得ていることがAIに使用するデータとしての利用条件となるケースが増えている。

これらを背景として、既存のデータセットの権利の透明性を見直す動きが大手企業を中心として進んでいるが、AI開発に必要となる多量のデータを権利クリアに収集することは容易ではない。そこで、AI倫理を遵守しながら、AI開発の高速化も実現できる短納期でのデータ提供を可能とするため、今回の権利クリアなスポーツ動作動画データセットの販売に至ったという。

販売するデータセットの特徴
・権利クリアであること
同社の販売するデータセットは、データ取得およびAI開発への利用に関する同意書を「すべての被写体」から取得している。

・データの利用用途に合わせて、データを加工した上で納品が可能であること
これまで同社が支援してきた実績とAI開発への深い知見を活かし、利用用途に合わせたトリミング処理や印象分類、アノテーション等のオプションも提案可能。

・各業界の実際の開発要件に沿って収集しているデータであること
販売しているデータセットは、AI開発を行っているユーザーの要望に沿って収集したデータであるため、実際のAI開発に活用しやすい撮影要件となっている。

データセットの購入およびサンプル画像の確認方法
購入または見積り、サンプル画像の確認や新規撮り下ろしを希望の場合は、下記メールアドレス宛に問い合わせる。

今回販売を開始する人流解析動画データセットに希望の要件のデータがない場合は、要件に応じた新規撮り下ろし対応も可能。

問い合わせ:info@fastlabel.ai

また、以下のURLより、同社が提供しているAIデータプラットフォーム「FastLabel」に簡易登録を行うことで、プラットフォーム上でもサンプル画像の確認が可能。

「FastLabel」

関連URL

FastLabel

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