ソフトバンクロボティクス、AI×ロボットで清掃変革「SmartBX AI Partner Program」参画企業募集
ソフトバンクロボティクスとSmartBXは14日、清掃ソリューション・清掃業界の革新を目指す取り組み「SmartBX AI Partner Program」を開始すると発表した。
本プログラムは、AIロボット清掃を受託するSmartBXが蓄積したデータなどを基とした清掃ソリューションを参画企業に導入することで、より効率的な清掃を可能とするもの。14日から参画企業の募集を開始した。
ソフトバンクロボティクスの子会社であるSmartBXは、2022年の設立以来、オフィスやホテル、倉庫、ショッピングモールや空港など1万以上の施設の清掃業務を受託している。ビルメンテナンス業界が抱える人手不足の深刻化、清掃品質の低下、コストの上昇などのさまざまな問題を解決するために、これまでにロボットやセンサーを活用した「清掃DX」を推進してきた。
🔳「SmartBX AI Partner Program」
今回、ロボットやセンサーなどの機器を活用し、さらに1万施設以上で蓄積された清掃に関するベストプラクティスを応用し、以下の3つの要素に基づいてSmartBXモデルを開発した。
1.ロボットとAI技術を最大限に活用
2.データを使った清掃仕様の最適化
3.科学的なアウトプットに基づいた清掃契約を確立
このモデルを「SmartBX AI Partner Program」としてパッケージ化をし、施設の所有者やビルメンテナンス会社にAI清掃の導入を促進することで、低コストで高品質な清掃を実現し、施設の利益を最大化することを目指している。
本プログラムを通して、顧客からの情報やセンシング・カメラデータをもとに仕様書が自動生成され、スマートデバイスを着用した清掃員やスマートロボットが指示に従って清掃を行うAIソリューションの実現を目指す。施設利用者の満足度向上への貢献も期待されるという。
「SmartBX AI Partner Program」では以下の特典が提供される。
既に清水建設、東京建物など複数社が「SmartBX AI Partner Program」に参画することが決まっている。
「SmartBX AI Partner Program」に参画すると、ソフトバンクロボティクスが開発したクラウドプラットフォーム「SmartBX Connect」を利用でき、ロボットやセンサー、AI及び自動化技術を組み合わせた、よりスマートな清掃オペレーションが実現可能になる。これにより施設管理の品質が高まり、施設利用者の満足度が向上する。
さらには、センサーのデータに基づくオペレーション運営により、施設の清掃プロセスを革新し、人力清掃の介入を最小限に抑えることも期待できる。
ソフトバンクロボティクスとSmartBXは、「SmartBX AI Partner Program」の展開により、清掃領域におけるロボットインテグレーターとして進化し、施設利用者の満足度向上、より多くの企業への革新的なAI清掃ソリューションの展開を目指すという。