東京書籍とオルツ、大規模言語モデル活用した「AI学習アシスタント」の実証実験を開始
東京書籍とオルツは20日、東京書籍が保有する教育コンテンツ・ノウハウと、オルツの大規模言語モデル「LHTM-2」を基盤としたノーコード生成AIプラットフォーム「altBRAIN(オルツブレイン)」を活用し、新たな学習サービスの開発を目指す実証実験を開始すると発表した。
本実証実験は、専門知識と個性を備えた「AI学習アシスタント」の開発を目的としており、教育領域で大規模言語モデル(LLM)を活用する新たな取り組み。「AI学習アシスタント」は、AIの特性を生かし、学習者一人ひとりに適切なフィードバックやサポートを提供することで、英語や数学などの専門知識の効率的な理解や習得を促すとともに、性格や嗜好などの個性が異なる複数のAIを提供することで、学習者自身が、自分の好きな個性を持ったAIと、親しみを持って継続的に学習できる、個別最適な学習サービスを目指している。
「AI学習アシスタント」の実用化によって、学習者一人ひとりに合わせた学習環境を実現するとともに、教師や高度専門人材の不足といった教育領域における社会課題の解消を目指すという。
◇「AI学習アシスタント」のサービスイメージ
東京書籍とオルツは、専門知識と個性を持ったAIが、学習者一人ひとりの身近なパートナーとなり、多様な分野への理解の促進と、学びの意欲を向上させる学習サービスの開発・提供を目指す。そして、本実証実験を通じて、教育領域におけるAIの可能性を追求し、新たな学習体験の提供、生成AIと共創する未来の学びの形を提示することで、より豊かな社会の実現に貢献していくとしている。