IT関連サービスおよびシステム開発・運営事業などを手がけているTARA(タラ)は16日、独自開発・提供しているAIカメラサービス「メバル」を浄土真宗本願寺派生田山信行寺に提供したと発表した。AIカメラの設置により年末年始の参拝者の人数カウントを自動化することで、非属人的なデータ収集を可能にし、人手不足の解決に活用した。
従来は年末年始の参拝者を人の手によりカウントしていたが、人手不足の関係や夜間の作業になるため人を介してのカウントが難しいという課題があった。人の手によるカウントをAIの力で代用することができるのかを試してみたいということで、今回同社のAIカメラを利用することになったという。
同社AIカメラは、屋外対応が可能。また、工事不要の簡単設置と短期間のレンタルプランにより、今回のような「屋外での人数カウントの短期間利用」を実現することができる。短期間のレンタルプランにより、年末年始の繁忙期の混雑状況をピンポイントで可視化することができる。また、同社AIカメラは夜間には暗視カメラに切り替わるため、解析が可能。屋外対応カメラによる人数のカウントにより、人手不足の解消に貢献できるとしている。
AIカメラサービス「メバル」は、カメラを設置するだけで写った画像から人工知能(AI)が自動で人物を判別・学習するサービス。設置場所の利用状況・混雑状況をリアルタイムで確認できるほか、性別や年齢などの属性データを取得する機能がある。
現在、商業施設の喫煙室内にAIカメラを設置し、喫煙室外のモニターにリアルタイムの混雑状況や混雑しやすい時間帯を表示する取り組みを行っている。このほか小売店や飲食店、会議室、オフィスビルの休憩室、ホテルなどにも導入し、混雑度の周知やマーケティング施策に貢献している。
▼AIカメラサービス「メバル」 サービス紹介動画
▼サービス料金
レンタルプラン 1カ月パック 3万9800円(税別)/月