弁護士ドットコムは23日、税理士ドットコムが提供する『税理士紹介サービス』にChatGPTを活用した「AI案件紹介文生成機能」を実装したことを発表した。
今回導入された「AI案件紹介文生成機能」により、従来コーディネーターが行っていた作業をAI(GPT-4)が代替することが可能になった。
同社は、税理士選びに迷う利用者に対し、コーディネーターが最適な税理士選びを支援する『税理士紹介サービス』を提供している。従来のサービスでは、Webからの問い合わせ窓口としてチャットボットが相談内容をヒアリングし、その情報をもとにコーディネーターが税理士への紹介文を作成していた。しかし、今回の新機能導入により、このプロセスがAIによって大幅に効率化され、より迅速で精度の高いサービス提供も可能となった。
従来のコーディネーターによる紹介文作成時と比較し、AI導入後には、最大で2時間の作業時間の短縮を実現することができるため、相談者からの問い合わせへの対応件数を増やすことにつながる。そのため、相談件数の増加が見込まれる2月からの確定申告シーズン(税務相談のオンシーズン)においても対応件数の増大が可能となる。また、コーディネーターが抱える業務は多岐にわたるため、AIによる業務効率化により、業務への負担が軽減し、結果として企業の生産性を向上させることが期待される。