エファタ、「AI遺言書作成支援サービス」の無償提供を開始

エファタは2日、法律的な要件を満たしたうえで、AIとの会話を通して遺言者の希望に沿った遺言書の下書きを作成できる「AI遺言書作成支援サービス」の無償提供を開始したと発表した。

相続では相続人の間のトラブルを防ぐために、被相続人が遺言書を作成することが推奨されている。ただし、遺言書は法律要件が厳格に定められており、間違った書き方をすると、無効となってしまう。また、要件を満たしていたとしても、特定の相続人に過大な財産を渡すような遺言書では、遺留分によってトラブルが生じる可能性がある。

今回リリースした「AI遺言書作成支援サービス」では、会話形式でAIの支援を受けながら、相続や遺言に関する法律知識がない人でも、法律要件を満たし、かつ、相続トラブルを防ぎながら、個別の要望に応えた遺言書の下書きを作成することが可能となった。

たとえば、推定相続人が複数いる場合に、「妻に全財産を相続させる」という内容の遺言書を作成しようとすると、遺留分の問題が生じることをAIが知らせてくれる。

AI遺言書作成支援サービスで作成する遺言書は「下書き」。

2024年5月時点の日本の法律では、パソコンやスマホ等で作成して印刷した遺言書は認められておらず、財産目録以外の全文を自筆で記載する必要がある。

「AI遺言書作成支援サービス」で作成する遺言書はそのままでは法的に有効にはならない。

ダウンロードした遺言書を下書きとして、自筆で作成する必要がある。

もしくは、下書きを公正役場に持ち込み、公正証書遺言を作成する方法もある。

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