テクノアは3日、「AI類似図面検索」の最新バージョン(Ver.2.8)をリリースした。
今回のバージョンアップでは、付帯情報の自動取込機能や検索条件の柔軟な切り替えなど、複数の新機能を搭載。基幹システムに蓄積されたデータを付帯情報として自動取込することで、図面に様々な情報を紐づけ、部門を越えた知識共有を可能にする。
企業の貴重な情報資産を最大限に活用した検索ツールとして、製造業の顧客の業務効率化、コスト削減、競争力強化に貢献する。
「AI類似図面検索」は、中小製造業の見積作成と図面管理業務の効率化に貢献するソリューション。見積作成などの業務に必要な類似図面データを検索・比較し、様々な判断をサポートする。2022年4月の発売以来、導入企業からのフィードバックをもとに、機能を強化し、中小製造業に最適なソリューションへと進化を続けている。
■主な新機能について
1. 付帯情報自動取込機能
導入企業の基幹システムに保存されている製品仕様、製造情報、原価情報などの多様なデータを図面と自動的に関連付けることが可能になった。この機能追加により、基幹システムと「AI類似図面検索」の連携が容易になり、運用コストの削減を実現する。
2.付帯情報の検索機能強化
付帯情報検索時の一致条件切り替え機能を追加した。従来は、あいまい検索でのみ抽出していたが、「部分・完全・前方・後方」といった一致条件へ自由に設定変更可能となるす。
これにより、多様な検索ニーズに対応できるようになり、ユーザビリティを向上し、より精緻な検索が可能となる。
「AI類似図面検索」体験会について
テクノアでは、AI技術を活用した「AI類似図面検索」の体験会を全国で開催している。本体験会では、参加企業が準備した図面を用いて、AI技術による見積業務の効率化を実際に体感できる。AI技術を身近に感じて、実践的な活用方法を体験できる機会だという。