KDDI、マイクロソフトの生成AIサービス「Azure OpenAI Service」法人顧客に提供開始
KDDIは5日から、マイクロソフトの生成AIサービス「Azure OpenAI Service」を法人顧客に対し提供開始する。また今後、「Azure OpenAI Service」導入時のコンサルティングから設計、構築までトータルでサポートし、生成AIによるお客さまの業務効率化や課題解決の実現へ貢献する。
KDDIは、2023年5月から社員1万人を対象に生成AIを活用したAIチャットサービス「KDDI AI-Chat」を実業務で利用している。KDDI社内で利用することで、AIの導入における技術的な課題解決や、利用のガイドライン整備、実業務におけるユースケースなどの知見を有している。このような知見を生かしお客さまのサービス導入や活用方法を支援する。
KDDIは生成AIを提供するさまざまなパートナーと連携し、顧客が最適な生成AIを選択可能な環境を提供する。また、KDDIアジャイル開発センター、アイレット、フライウィールなどKDDIグループのケイパビリティを活用することで、コンサルティングやクラウドを活用したAIサービスを提供していく。
KDDIは「Azure OpenAI Service」の提供にあたり、導入時の技術的な課題を解決し、さまざまな顧客の環境に応じた支援を行う。また、KDDIが提供する「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」などの閉域網と、「Azure OpenAI Service」をセットで利用可能。これにより、高セキュリティー環境下での利用を実現し、企業データなどが外部に漏洩するリスクをなくす。
さらに今後は、「Azure OpenAI Service」導入時のコンサルティングから設計、構築まで行うトータルサポートで提供を行う。生成AIのデータ利用のガイドライン作成などガバナンスに関する支援や、顧客の業務に合わせたコンサルティング、顧客が保有するデータとの連携などトータルサポートを行うことで、AIによるDXを推進する。
KDDIは、AIサービスを推進し、法人顧客のデータドリブン経営を支援することで社会課題の解決を目指し、「KDDI VISION 2030」である「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる」に取り組んでいく。