NTT e-Drone Technology(NTTイードローン)は27日、「みどりの食料システム戦略」への貢献を目指して、自ら設計・開発・製造する農業ドローン「AC101 connect」を、2024年春から提供開始すると発表した。
日本の圃場にあわせて提供してきた従来のAC101のメリットはそのままに、AC101 connectは、より精密でより高度な散布を可能とする機体プラットフォームへとアップデートしている。具体的には、Auterionとの戦略的な業務提携にもとづき開発したNTTイードローン製フライトコントローラーをはじめ全ての制御基板、送信機、散布装置等を、より高機能なハードウェアへと一新している。そのうえで、通信を介して様々なアプリケーションやデータと、安全安心に連携可能なソフトウェアを開発実装することで、より精密でより高度な散布や、より安心でより安全な運用を推進していくという。
<特長1>軽量コンパクト
日本ならではの狭く変形した圃場の場合でも簡単に、そして高齢者や女性でも手軽に扱える機体サイズ。コンパクトながらも散布幅5mと散布効率も抜群。
<特長2>バッテリー1本で最大2.5ha散布可能
他社と比較しても圧倒的な飛行時間。バッテリーの残量を気にすることなく安心して散布することが可能。
<特長3>より精密・より高度な自動航行
ネットワークRTKに対応し、より精密な自動航行が可能となった。GNSS(GPS等)もアップデートし捕捉可能な衛星の数が増えるため、自動航行以外のフライトモードの精度もより安定する。
<特長4>データ連携
BASF デジタルファーミング社・BASFジャパンが国内で提供する栽培管理支援システム「xarvio FIELD MANAGER(ザルビオ フィールドマネージャー)」の地力マップとのデータ連携により、送信機(プロポ)に可変施肥を支援する圃場マップを表示する機能等の提供を予定している。(提供時期:2024年夏以降)