NVIDIA Grace Hopper Superchip が世界40 以上の AI スーパーコンピューターを強化

NVIDIA は14日、SC23スーパーコンピューティング ショーで、革新的なGH200 Grace Hopper Superchipが、Dell Technologies、Eviden、Hewlett Packard Enterprise (HPE)、Lenovo、QCT、Supermicro を含む世界中のさらに多くのシステムに導入されることを発表した。

NVIDIA NVLink-C2C相互接続テクノロジを使用してArmベースのNVIDIA Grace CPUとHopper GPアーキテクチャを統合した GH200は、科学計算のための世界中のスーパーコンピューティング センターを支えるエンジンとしても機能する。

これらのGH200を搭載したセンターを合わせると、約200エクサフロップスのAIパフォーマンスが科学革新を推進する。

世界中の膨大な数のスーパーコンピューティング センターが NVIDIA Grace Hopper システムを活用している。いくつかの世界有数のセンターは、SC23 でスーパーコンピューターに現在 GH200 システムを統合していること発表した。

ドイツのユーリッヒ スーパーコンピューティング センター (Jülich Supercomputing Centre) は、ヨーロッパ初のエクサスケール スーパーコンピューターとなる予定の JUPITER で GH200 スーパーチップを使用する。このスーパーコンピューターは、気候変動の緩和、パンデミックとの闘い、持続可能なエネルギー生産の強化などの緊急の科学的課題への取り組みに役立てられる。

筑波大学計算科学研究センターと東京大学情報基盤センターが共同で運営する、最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)は、データ解析やAI、機械学習と融合した最先端の計算科学を推進することにより、学術及び科学技術の振興に貢献している。同施設の次世代スーパーコンピューターには、NVIDIA Grace Hopper が搭載される。

テキサス州オースティンに拠点を置くテキサス アドバンスト コンピューティング センター (Texas Advanced Computing Center) は、世界で最も強力なコンピューティング リソースの一部を設計および運用している。同センターは、Vista スーパーコンピューターに低消費電力かつ高帯域幅メモリの NVIDIA GH200 を搭載し、より多くの計算能力を提供しながら、より大きなモデルをより効率的に実行できるようにする。

イリノイ大学アーバナ シャンペーン校のスーパーコンピューティング アプリケーション国立センター (NCSA) は、NVIDIA Grace Hopper スーパーチップを活用して、高度なコンピューティングおよびデータ リソースである DeltaAI を強化し、NCSA の AI を中心としたコンピューティング能力を 3 倍に増強する。

そして、ブリストル大学は最近英国政府から Isambard-AI を構築するための資金を受け取った。Isambard-AI は国内で最も強力なスーパーコンピューターとなる予定で、ロボティクス、ビッグデータ、気候研究、創薬における AI を活用した画期的な進歩を可能にする。HPEが構築するこの新しいシステムには、5000 基を超えるNVIDIA GH200 Grace Hopper Superchip が搭載され、毎秒 2100京回の AI 計算を実行できる 21 エクサフロップスの AI スーパーコンピューティング能力を提供する。

これらのシステムは、以前に発表されたスイス国立スーパーコンピューティング センター、ロスアラモス国立研究所、ソフトバンクの次世代 Grace Hopper システムに続くものだという。

GH200 は、インターネット ブラウザを通じてエンタープライズ向けの NVIDIA のハードウェアとソフトウェアへの無料アクセスを提供する NVIDIA LaunchPadを通じて間もなく利用可能になる。

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SC23
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