感性を解析するパーソナル人工知能開発のSENSYと三菱商事は13日、小売分野におけるAI活用を共同で推進していくべく、資本業務提携を締結致したと発表した。
小売業界は、社会問題としても取り上げられる廃棄ロス問題や、労働人口の減少、ニューリテールの台頭などの課題に直面しており、早急に新しい産業構造を模索していく必要がある。そのためには、業界全体で、便利で、お得な、心地いい顧客体験を、より低コストで実現していくことが求められる。
SENSYは創業時から、これらの課題を解決する鍵は「消費行動の理解」であると考え、消費者の「感性」をAI(ディープラーニング技術)によって解明する技術の研究開発および、それを活用したソリューション開発に注力してきた。
一方、三菱商事は、小売業界のみならず、食品流通における川上・川中・川下の各領域において、グループ企業や取引先を持ち、その知見やネットワークは国内屈指のものだという。
今回の資本業務提携は、両社の強みを組み合わせて小売業界の変革や社会課題の解決を共に実現すべく、第三者割当増資によりSENSY株式を三菱商事が一部保有し、共同でソリューション開発や事業推進のためのプロジェクトチーム組成などを通じて、中長期的な協業関係を構築することを目的としている。