SMITH & FACTORY、ロボット導入に必要なロケーション管理システムを提供

最先端のAI・ロボティクスの技術を活用したソリューション提供を行うTRUST SMITHグループ傘下の企業である、SMITH & FACTORYは29日、「モノの場所を常に把握するロケーション管理システム」の提供を開始したと発表した。

本技術によって自律搬送ロボット(AGV)の導入を検討する企業を始めとして、工場管理・倉庫管理に悩む現場における労働力不足の解消と人件費削減に貢献するという。

近年、労働人口の減少に伴って、工場および倉庫における人材確保の課題は年々深刻化している。その一方で、新型コロナウイルスの影響によって「巣篭もり生活」を余儀なくされていることもあり、ネットショッピングの需要はますます高まり、生産量および配送量は増加傾向にある。

すなわちこの現状は、工場および倉庫全体において激務化している現場が増え、労働者ひとりひとりの負担が大きくなってきていることを意味している。

工場や倉庫の中では常に製品や原料などのモノの位置が流動的に変化する。そして現状では運搬を担当する作業者の勘でモノの位置を把握している現場が多い。それがAGVや無人フォークリフト等の自律搬送ロボットを現場に導入する際の課題になっている。

そこでSMITH&FACTORY は「モノの場所を常に把握するロケーション管理システム」を開発した。

本技術は、センサーが自律搬送ロボットの位置を常にトレースし、常にモノの位置の最新データを管理システム上に表示するというもの。具体的には大きく2つの特徴を持つ。

①搬送担当者が迷う時間がゼロに
従来、作業者自身が「この種類の製品はここらへんに置いているだろう」という勘で配置およびピックアップを行っており、そのために「あれ?いつもはここに置いてあるはずなのに」のように迷う時間が発生することがあるが、本技術は常にモノの位置をトレースするため搬送担当者がピックアップする際に迷う時間を限りなくゼロにすることができる。

②配置およびピックアップの効率を最大化
本技術を用いて位置データをリアルタイムで管理することにより、データを蓄積することができる。蓄積したデータを用いて各工場/倉庫における配置場所を最適化することができる。これにより、見えない非効率な作業を可視化し、効率化していくことができる。

同社では、今回の「モノの場所を常に把握するロケーション管理システム」に留まらず将来的には、特定の空間内において最適に荷物を配置するアルゴリズムの開発を目指すとしている。

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