国内でも有数の人工知能(AI)ソリューションを提供するシナモン(シナモンAI)は23日、既存投資家であるD4Vの運用するファンド及び米ペガサス・テック・ベンチャーズの運用するファンドを主要株主とする第三者割当増資、及び三井住友銀行、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫からの融資により総額約13億円の資金調達を完了したと発表した。
シナモンAIは、ホワイトカラーの生産性を抜本的に改善する社会の実現へ向けて、今回の資金調達により以下の点を中心に強化する。
・高度な人材(特に海外における専門性の高いAI人材)の登用
・強固な株主体制を構築することで、シナモンAIの社会的な信用力の向上及びネットワークの強化を実現し、成長を加速
・AIプロダクトの基盤技術・ユーザーインターフェースの強化
・より高度な技術ときめ細かいサービスを提供するための組織体制強化(日本、ベトナム、及び台湾)
・人工知能プロダクトの新領域開発(音声認識・自然言語処理など)へのR&D投資
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、多くの企業がテレワークや在宅勤務に移行するなど、働き方や業務の在り方が改めて問われる事態に直面している。シナモンAIは、設立以来、「ホワイトカラーの生産性向上」をテーマにAIプラットフォームとして様々なプロダクトを提供してきた。今後、一層の働き方改革が求められる中で、業務効率化の推進を支援していくとともに、AIプロダクトの提供を通じて、企業の競争力を支援・強化する取り組みを推進していくという。