A-LEADS HOLDINGS PTE.LTD (営業拠点 A-LEADS Japan・エイリーズ) は12日、運営する間取り図作成(トレース)サービス『間取り図たのも!』の次世代展開としてAIによる間取り図自動作成(トレース)の実用化に向け、特許申請を行ったと発表した。
これまで約30分〜1時間所要していたトレース業務を自動化。AIシステムによる自動作成は数秒、スタッフによる仕上げは数分で間取り図を作成できるシステムを開発した。
不動産業界では不動産広告の掲載にあたり、一般に流通している図面を自社向けに書き直し(トレース)を行い、広告利用を行うが、このトレース作業には一般的に30分から1時間程度の工数がかかっていした。今回開発したシステムでは、その作業工数が数秒〜数分に大幅短縮されるだけでなく、一度に数百件単位の間取り図の自動作成を行うことが可能になったという。
またAIにより自動作成(トレース)される間取り図のデザインは、事前に仕様設定することにより、自由に作成することがでるという。
ただし、今回開発したシステムでは、AIによる自動作成を行った間取り図の精度がクライアントの満足を得られる程度には至っていないため、同社スタッフによる数分の仕上げ作業が必要となるという。そのバックオフィスの運営や仕上げ作業は、同グループのアウトソーシング拠点であるカンボジアオフィスで実施。AIシステムの開発はシンガポールおよびベトナムで行っている。