Universal Robots (UR)は15日、累計5万台目となる協働ロボットをドイツのクラウヘンヴィース-ゲッギンゲンにあるVEMA technische Kunststoffteile GmbH(VEMA GmbH」)に納品したと発表した。
協働ロボットは、産業オートメーション分野で最も成長著しいセグメントであり、米国Research and Markets社の調査によると2020年から2025年の年平均成長率(CAGR)は30.37%に達すると予測されている。協働ロボットのパイオニアであるURが達成した今回のマイルストーンは、業界においてURが堅持するフロントランナーとしての地位を強化するものだという。
VEMA GmbHに新たに納品されたURロボットは、最終工程でピックアンドプレース用途にすでに展開されている他の3つのURロボット群に加わるという。
2005年に設立されたユニバーサルロボットは、あらゆる規模の会社でロボット技術による自動化を実現することを目的に、小型で、使いやすく、リーズナブルな価格設定で、フレキシブルかつ安全な協働ロボットの開発に努めている。2008年に協働ロボット第一号を発表して以来、ユーザーフレンドリーなコボットの提供によって大きな成長を遂げており、現在では世界中で販売されている。ユニバーサルロボットはTeradyne Inc.傘下の企業であり、デンマーク、オーデンセに本社を置き、米国、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、チェコ共和国、トルコ、中国、インド、シンガポール、日本、韓国、台湾、メキシコに子会社や支社を擁している。2019年のユニバーサルロボットの売上高は 2億4800万ドルだった。