「QUOREA」、証券会社の課題解決にフォーカスした法人プラン提供開始
- 2021/1/8
- ビジネス
- AI, 自動売買プラットフォーム, 証券会社, 資産運用
AIを活用した自動売買プラットフォーム「QUOREA(クオレア)」を運営するefitは8日、証券会社の課題解決を目的とする「QUOREA法人プラン」の提供を開始した。
本サービスのリリースを通してefitは、証券会社との連携を進め、真にユーザーファーストな金融サービスを実現し、資産運用のパラダイムシフトを起こすことで、日本経済を活性化する世界の実現を目指すという。
昨年から流行し始めた新型コロナウイルスの影響に伴い、若年層の将来への不安拡大や、仕事のリモート化が進んだ関係で、資産運用のニーズが高まった。とりわけ、オンラインで口座開設可能であるネット証券の口座開設数が大幅に伸びているという。
しかし、ネット証券各社がユーザー数を増やす一方で、新たに大きな課題も出てきている。
その課題の一つ目は米国で進んでいる「手数料無料化」の流れによる競争の激化。海外の流れに乗るように、ネット証券最大手であるSBI証券は、2020年10月から株式売買手数料を0円(1日100万円分の取引まで)にした。
この流れにより、個人投資家はメリットを享受できる反面、多くの証券会社はマネタイズ手法やマーケティング体制を、他競合企業の動向を見ながら大幅に見直す必要性に迫られているという。
証券会社が抱える、「手数料競争の激化」「投資初心者が感じる運用スタート時の不安(知識不足)からくる顧客の早期離脱」の2点を解決するサービスが、efitが提供する「QUOREA法人プラン」だという。
QUOREAは現在、個人投資家向けにサービス提供を行っているが、これをカスタマイズ・パッケージ化したものがこの「QUOREA法人プラン」で、上記課題を抱えるネット証券会社等へ提供を開始しているという。