バーチャルリアリティ(VR)コンテンツ開発をおこなう積木製作は13日、感電デバイスを組合せた「脚立作業の危険性」VRコンテンツを開発したと発表した。
様々な現場で利用されている脚立の取り扱いや作業時の危険行動について、一般的な作業状況として「電動ドライバー作業」「蛍光灯の交換作業」「荷降ろし作業」の3種類のシチュエーションに潜む危険性を学ぶ危険体験パートと、作業時の注意や正しい作業姿勢を学ぶための講習パート「正しい作業姿勢を学ぶ」の計4つのシナリオを選択して体験できる。
開始時に自動的に身長を計測し、体験者に合わせた高さ設定を行なうキャリブレーション機能を実装。腕が長いため簡単に作業が完了してしまったり、身長が届かなくて先に進めないといった体験者ごとの個人差を解消し、適切な体験が行えるように設計されている。
効果的な体験学習のために、安全に考慮して設計された脚立型専用スツールを独自開発。
スツールを使ってVR体験を行うことで、実際に脚立に乗り、体を預けて作業するという感覚を得られるようになり、作業時の正しいバランス感覚が習得出来る。また、体験中の万一の踏み外しや転倒による事故を防ぎ、安定したVR教育を実施する事が可能だという。
「現場の命を守る」をコンセプトに積木製作がオリジナルコンテンツとして販売展開している、3DCGによるVRを使った体験型の安全教育プログラムです。2017年4月に第一弾をリリースして以来、160社を超える多くの企業様で導入・活用頂いております。
本コンテンツの制作には、現場の声を反映させたリアリティのある正しい教育プログラムを提供するべく、事故の再現やシナリオ、技術背景、環境再現などを、富士電機が監修している。