TISインテックグループのTISは9日、イオン保険サービスに、TISのチャットボット作成サービス「DialogPlay」を導入したと発表した。
「DialogPlay」は、シンプルなUIでチャットボットのシナリオを作成できるSaaS型のチャットボット作成サービス。本導入プロジェクトは2020年1月に開始し、2020年8月から本番運用が始まっている。
イオン保険サービスでは、全国のイオングループのショッピングセンター内に来店型保険ショップ「イオンのほけん相談」を展開し、複数商品の中から、顧客のニーズに合った保険商品を提案・販売している。本社のヘルプデスクでは、同ショップで業務に携わる約500人の従業員からの問い合わせに一元対応しており、電話が多い日は通常業務を回せなくなるなどの課題が発生していた。
この課題を解決するため、既定の質問にチャット上で自動で答えを返すことができるチャットボットの導入を決めた。
チャットボットの稼働開始から約半年が経過し、既にヘルプデスクへの電話が減ったことを体感できているという声があがっているという。また、イオン保険サービスは「DialogPlay」を社内ヘルプデスクだけでなく顧客との新たな接点として活用することも検討しており、たとえばインターネットや電話を活用し保険の相談が可能な「イオンのオンラインほけん相談」において、従業員側のサポートツールとして「DialogPlay」を利用するなどさまざまな活用方法を考えている。