シリコンバレー発のIoT・コネクテッド関連のプラットフォームを提供するMODE(米国:カリフォルニア州)は6日、サービスロボットに特化したクラウド基盤「MODE Robot Cloud」のソリューション強化に伴い、ロボットユーザー向けのアプリケーション開発の基本となるUIアプリテンプレートコードの提供を開始すると発表した。
「MODE Robot Cloud」はロボットの保守管理業務を効率化するクラウドパッケージソリューション。
ロボットをクラウド接続させることで、メンテナンス業務の自動化、効率的な問合せ対応、遠隔によるトラブルシューティングを可能にする。遠隔メンテナンスにより現場に出張対応するスタッフを省人化することで、ロボットの保守管理業務におけるコストを削減でる。
パッケージソリューションを使うことで、ロボット管理クラウドの開発にかかるコストと時間を最小限に抑えることができるという。
MODEでは、ロボット製品の遠隔メンテナンス・ユーザーサポートのためのMODE Robot Cloudを提供してきた。実際のロボット製品の利用シーンでは、ロボットユーザー自身が利用しているロボットの状態をリアルタイムで把握するためのアプリケーション提供が必要になることがある。
多くの場合、ロボットの遠隔メンテナンスはロボット提供企業が行う。しかし、さらに製品力を高めるためには、ロボット利用者が利用しているロボットの状況を直接知りたいシーンも出てくるため、エンドユーザー向けのアプリケーションの開発が求められた。
そこでMODEでは、エンドユーザー向けアプリケーションの開発をより容易にするため、MODE Robot Cloudと連携するUIアプリケーションのテンプレートコードの提供を開始することにしたという。