Roxyは14日、同社が開発、販売する「現場で使いこなせる」AI検査製品 Roxy AIが、
NVIDIA GeForce RTX30シリーズへの対応と、精度・検査速度向上、使い勝手向上のためのバージョンアップ(Ver. 1.8)をしたと発表した。試行ライセンスを使って、これらの新しい機能を評価できるという。
Roxy AIは、工業製品の外観検査、食品等の異物混入検査など、従来の画像検査処理では検出できなかった不良を、独自の画像処理AIの技術を使い、高速・高精度に検出できるパッケージソフトウェア。今後の人手不足への対応や、検査品質の向上を図ることができるという。
Roxy AIは、NVIDIAの最新GPUアーキテクチャAmpere対応のGeForce RTX30シリーズに対応した。最新のGPUを積んだコンピュータで、AI学習、検査が可能になった。
また、画像の大きさをリサイズしたり、検査エリア(アノテーション)のサイズを変更できるサイズ調整機能を追加。画像の大きさ、検査エリアのサイズを適切に設定することで、精度向上/検査速度向上が期待できる。
学習への寄与が小さいと考えられる、単調な画像を取り除くスイープ機能を追加。単調な画像を削減し、学習したい特徴を持つ画像の割合を相対的に増やすことで、効率よく学習できる。
さらに、複数のラベル(不良の種別)がある場合、ラベルごとに正解率・再現率グラフを表示できるようになった。ラベルごとの正解率・再現率グラフを見ることで、AIが苦手な不良の種別に注力して精度を上げることができるという。