DroneFutureAviation(DFA)は14日、同社がが独占取扱権を有する自律配送ロボット「YAPE」が世界に先駆けてスウェーデンの事業者「Foodora」とストックホルムの公道でロボットによる自動配送テストを開始したと発表した。
自律移動型(自動運転)配送ロボットのYAPEは、5Gで接続された配送ロボットを試験的に導入するために、オンラインフード注文配達事業者「Foodora」と通信事業者「Tele2」と提携。YAPEのラストワンマイル(飲食店や商店などからお届け先まで) 向けの自動配送ロボットの技術を活用し、物流配達の課題解決や新型コロナ感染症対策を可能にしている。
スウェーデン首都市内周辺の公道ではロボット配達のテストがすでに行われており、YAPEは、食品や料理だけでなく、20kgまでの様々な注文商品を運ぶことができる。
自律配送ロボットのYAPEは、5Gネットワークに接続することが可能で、よりナビゲーションに必要な正確なロボット運用を確保できる。5Gパートナーと組んだことによって、必要な低遅延とリアルタイム通信が確保され、最適な配送ルート選択やリアルタイムにロボットの周囲の状況を認識しコミュニケーションを取れるIoT接続ができるようになっている。YAPEにはカメラ複数台が搭載されており、5Gを介してシステムにリアルタイムにデータ通信することができる。YAPEは顧客に対し自動配達サービスをシームレスに提供できるという。
FoodoraとYAPEロボットの公道でのテストは現在進行中であり、ロボットが歩行者や他車両にリスクをもたらせないこと、ロボットの自動配送システムと接続が非常に信頼できることの証明をスウェーデン運輸局に対してして行っているという。
Q-コマースのYAPEロボットは、ストックホルムのStureplan周辺で配達テストを実施しており、20kgまでの食品とその他の商品の両方を運ぶことができる。先駆的なQ-コマース企業のfoodoraは、主力のレストランでのテイクアウト料理の他に、本や美容製品なども配達するようになっているという。