AIポータルメディア「AIsmiley」がAI-OCRカオスマップを公開

人工知能を搭載したサービスの資料請求ができるAIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは19日、アナログの書類や帳票をデジタルに変換するOCRツールをまとめた「AI-OCRカオスマップ」を公開た。掲載数は合計104サービス。

OCRとは、Optical Character Recognitionの略で、日本語では「光学的文字認識」と呼ばれている。紙媒体に印刷された文字や手書きの文字などを読み取り、コンピューター上で利用可能な情報にデジタル化するツール。紙媒体の文字情報を読み取る場合、デジタル情報に変換するので、WordやExcelといったソフトでの編集も行えるようになるというメリットがある。

近年では、OCRにAI・人工知能を組み合わせたAI-OCRが主流になった。大きな特徴として、「文字枠を設けなくても正確に読み取ることができる」という点がある。これまでのOCRでも手書き文字を読み取ることは可能だが、ルールから逸脱してしまうと読み取れなくなってしまうという弱点があった。申込書などで一般的に用いられている「文字枠」の中にしっかりと文字を収めなければならなかった。

その点、AI-OCRは「機械学習」や「深層学習(ディープラーニング)」を行っていくため、あらかじめ決められたルールに則って文字を読み取るのではなく、過去に蓄積された学習データに基づいてルールを見出し、文字の読み取りを行っていく。

そのため、人それぞれ特徴が異なる手書き文字であっても、特に文字枠を設けることなく正確に読み取ることができる。当然、これを実現するためにはAIが学習するためのデータが必要になるが、そのデータさえ蓄積していけば精度はどんどん高まっていくことになるため、長期的なメリットは極めて大きいといえる。

OCRの製品・サービスにはツールによって機能や実現できる内容に違いがあるので、自社の課題は何か、どんな結果を実現したいのかという観点から、それぞれのツールの違いを充分に比較検討することが重要。

OCRは、書類はもちろん、請求書などの帳票、名刺やナンバープレート、彫刻文字もいろいろなものをデジタル変換できる。RPAを駆使して、自社の基幹システムに処理したデータを出力するなど、活用シーンによって選択するOCRツールも異なる。

今回のカオスマップは、「AI-OCRを試したい」という人から「最新のOCRツールを探している」という人に向け、AIsmileyが独自の主観で、104の製品サービスを取りまとめ、マッピングした。

AI-OCRカオスマップの入手方法
「大サイズのAI-OCR カオスマップ(PDF)」と「AI-OCR ベンダー一覧(Excel)」の希望者は、以下問い合わせフォームのお問い合わせ内容欄に「AI-OCRカオスマップを資料請求」と記載の上、送信する。

問い合わせフォーム

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