AI対話カンパニーとして対話のDXを推進するAI Shiftは12日、チャットボット「AI Messenger Chatbot」が、サイバネットシステムが提供する「CYBERNET CAEサポートセンター」に導入されたと発表した。
サイバネットでは、マルチフィジックス解析ツールをはじめとしたCAEソフトウェアを提供しており、ユーザー向けのサポートサービスとして「CYBERNET CAE サポートセンター」を設置している。「CYBERNET CAE サポートセンター」には、年間1万3000件を超える個別相談が寄せられており、サポート体制の整備および応対内容の最適化が検討されていた。
このような背景から、今回「AI Messenger Chatbot」を導入することで、問い合わせ内容に応じた一次応対の効率化を図ったという。
本チャットボットにより、システム導入初期に多く寄せられる質問に関しては、分かりやすい導線でユーザーの自己解決を促すことで、解決までの時間を短縮し、CAEのスムーズな早期立ち上げを実現。さらに、チャットボットでは解決が難しい複雑な質問に関しては、技術スタッフに直接問い合わせすることが可能であるため、別途問い合わせする必要なく過去のチャット履歴を参照しながら解決まで導くことが可能。
このように全てをオペレーターで対応するのではなく、簡単な質問の自動化やユーザーの状況ヒアリングにチャットボットを活用することで、FAQから回答を探し出す手間や待ち時間の短縮に繋がり、ユーザーの利便性や満足度向上にも寄与するという。
また、独自の運用サポート機能『AI Compass』を活用することで、経験豊富な技術スタッフが自らFAQのアクセス解析やチューニングを行えることで回答精度の向上を実現する。
「AI Messenger Chatbot」は、独自AIエンジンを搭載したAIチャットボット。チャットボットの初期構築から運用分析までフルサポートで負担なく導入できるほか、独自の運用サポート機能『AI Compass』により短時間で的確なチューニングが可能。また、有人チャットツールの提供や、保有する沖縄チャットセンターによる有人対応までワンストップでの対応も実現する。