独自のAIで最適化したルーティングによる空港送迎などのスマートシャトルを展開するNearMe(ニアミー)は3日、渋谷区でニューノーマル時代の社会課題をイノベーションで解決する「渋谷区官民連携オープンイノベーション」プロジェクトに採択されたことを発表した。
2020年初頭から続く新型コロナウィルスの影響により、あらゆる業種や人々がどのようにコロナ禍での生活をしていくかが社会課題となっている。また緊急事態宣言などが続く中「移動」そのものが多くの人にとって尊いものになってきている。
ニアミーは、空港送迎はもちろんのこと、通勤シャトルやゴルフシャトルなど、新型コロナウィルス対策をしつつ、コロナ禍においても特定少数で移動できる安心・安全を確保する方法を検討してきた。
また、ニアミーは社会のあらゆる「もったいない」コトやモノを解決し、サステイナブルでいきいきとした社会の実現を目指すというビジョンがあり、まさに今ニアミーのもつ独自のAIやテクノロジーをもって人々の生活を豊かに、地域社会に貢献できないかと模索してきたという。
テクノロジーが社会課題を解決できるタイミングともいえる今、ニューノーマルの生活を豊かにする新しいイノベーション・カルチャーづくりにチャレンジしている渋谷区に共感し、同社も貢献したいという思いでプロジェクトに応募したという。
まずは西新宿とササハタハツと呼ばれる笹塚・幡ヶ谷・初台地域を結ぶ通勤シャトルの実証実験を行ってきた。エリアの住民のアシとなることで、公共交通の乗車人数を少しでも減らし混雑緩和に貢献し移動を滑らかにしていければと考えているという。また、今後は渋谷区内での移動ニーズを把握するための調査なども検討している。
今回、渋谷区の官民連携プロジェクトに採択されたことで、ニアミーとしては渋谷で就業・生活する人々に安全・安心でよりよい生活を提供するための、人々のアシとなれるよう努力していくとしている。