セコム、AI活用でバーチャルキャラクターが警戒・受付業務を提供するシステムを発売

セコムは13日、AIを活用し警戒監視や受付業務などを行う「バーチャル警備システム」を販売開始した。

労働力人口が減少していく日本社会において、持続的な経済成長を図っていくために、さまざまな業務をより効率的に少人数で行うことが求められている。警備業もその例外ではなく、特に有人施設などにおける常駐警備においては、セキュリティニーズに応えるための人材確保、人件費高騰によるサービス価格への影響を回避するための新たな解決策が必要となっている。

今回発売する「バーチャル警備システム」は、現実空間を映しこむディスプレイ一体型ミラー上に3Dモデルとして表示したバーチャルキャラクター「バーチャル警備員」が常駐警備サービスを提供するセキュリティシステム。AIを活用した警戒監視や受付業務などを「バーチャル警備員」が提供、対処や緊急対応などの業務は熟練した常駐警備員が提供する。また、クラウド制御により、どこからでもモニタリングや設定操作が可能。

これにより人員配置の効率化とコストを抑えながら警備強化を実現することができ、幅広い顧客に高度な常駐警備サービスを提供できる。

本サービスは、革新的・独創的なサービス創造に向けたセコムとパートナーとの戦略的な協働プロジェクトのブランド「SECOM DESIGN FACTORY」から誕生したもので、セコム、AGC、ディー・エヌ・エー、NTTドコモの4社が協働して2019年4月に初期プロトタイプを発表し、試験運用と開発を繰り返しながら実用化を図った。

今後もセコムは、想いを共にするパートナーと先端技術を駆使したセキュリティの開発を進め、「安全・安心」な社会の実現を目指すと共に、社会の生産性向上に寄与するサービスを提供していいくとしている。

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「SECOM DESIGN FACTORY」
セコム

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