シリコンバレー発のIoT・コネクテッド関連のプラットフォームを提供するMODE, Inc.(米国・カリフォルニア州)は11日、サービスロボットの開発・運用をサポートし、開発におけるイニシャルコストを削減できる、ロボット向けの本格的なクラウド基盤「MODE ROBOT CLOUD」を発表した。
「MODE ROBOT CLOUD」は、MODEのセンサーデータ収集や車両からのデータ収集の技術、高頻度データの収集技術を凝縮。データの到達保証はもちろん、データの活用までサービスロボットを開発・運用するために堅牢でスケーラブルなクラウド基盤を提供する。
サービスロボットをゼロから自社で開発する場合、初期投資として莫大な資金と時間が必要となる。そこで月額サービスの「MODE ROBOT CLOUD」を利用することで、サービスロボット開発に発生するイニシャルコストと時間を削減することができる。
MODEで提供している、LinuxSDKやAndroidSDKを利用し、ROSやAndroidなどの基盤にインストールするだけでデータの収集を開始できる。また工場や建設現場などで中央集約装置がある場合は、MODE IoT Gatewayを利用しデータを一括して収集することも可能。
シンプルで分かりやすく快適な、操作性の高いダッシュボードを用意。このアプリケーションはカスタマイズ可能で、顧客のビジネスに応じて使い分けることができる。ロボットの状態は、ロボットのIDやステータスから確認できるほか、GPSから取得した位置情報をもとに地図上からも選ぶことができる。
「MODE ROBOT CLOUD」は、ロボットメーカーと保守運用会社のいずれの業態でも、エンドユーザーへの製品保守やトラブル対処に対応可能。高度に権限管理ができるため、ロボットメーカーによるリアルタイムでのデバッグ用データの収集、複数拠点でのトラブル管理や保守運用会社様による中央管理型のモニタリング、さらに現場作業者とのサポートツールとして利用できる。