スマートインサイトは11日、あらゆるデジタルデータを活用し部門毎のデータを横断的に素早く仮想的に統合することができるMµgenに自然言語理解AI(Natural Language Understanding AI)を搭載したMµgen NLU Optionを4月からリリースしたと発表した。
Mµgen(ミュージェン)の最大の特徴は、構造化データに加えて非構造化データも同時に扱い「見える化」や分析を進めることができる点にある。今回の自然言語理解AIはあたかも人間が言葉を理解しているかのようなリアルなテキスト解析ができるAI機能。
一般的に自然言語処理(NLP)技術を駆使したテキストマイニングではテキスト解析精度を上げるために多くの事前準備が必要だった。特に日本語の課題として形態素解析の精度向上や組織や企業内部だけで利用されている組織内辞書を用意した上でチューニングをするなど、専門的作業を行った上で利用されていた。更に辞書のメンテナンスなど継続して精度を維持する必要もあり、継続的な活用には大きな労力が必要だった。
この自然言語理解AIの最大の特徴は、辞書なし、チューニングなしで解析できる点でデータ量も数百件程度でも解析することができ、15言語に対応している高度なAIだという。
業務で使うデータには、社内技術文書、顧客の声、従業員の声などの自然言語データがたくさんある。ここに今回の自然言語理解AIによる解析を加えることで、これまで対象にしにくかったテキスト解析を通じた課題解決にすぐに取り組めるようになった。