LexxPluss、自動搬送ロボットの技術情報を無償公開するプログラムを開始 パートナー募集
- 2022/6/7
- ものづくり
- ロボティクス・オートメーション, 技術情報, 無償公開, 自動搬送ロボット
LexxPlussは6日、「Open Source Industrial Roboticsプログラム」を開始すると発表した。
自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」をはじめとしたロボティクス・オートメーション製品の技術情報について、法人のパートナー向けに無償公開する。
プログラムに登録したパートナーは、同社が運営するプログラムサイトで公開される技術情報をロボット製造や技術開発などあらゆる用途に活用できるようになる。
今までの産業機械製品はハードウェアに付加価値の源泉があり、モノづくり企業の多くはそれを守りながらビジネスを拡大してきた。一方でユーザー側から見ると、製品の導入・運用に際し、情報がブラックボックス化されていることから、非効率なカスタマイズ対応やメンテナンスなどを強いられるケースが後を絶たなかった。
IoTや自動運転技術の成熟に伴い、その前提が大きく崩れるとLexxPlussは考えているという。ロボティクス・オートメーション製品は、ソフトウェアとハードウェアがいずれも重要なファクターを占める。LexxPlussのみならず、顧客に一番近いパートナーがサービス提供することで、ロボティクス・オートメーション技術の汎用性、メンテナンス性、信頼性を高め、自動化ソリューションのインフラ化に貢献できると考え、情報公開に踏み切ったという。
これにより、各パートナーは独自にロボットを製造・販売したり、既存ソリューションと組み合わせて物流倉庫や工場現場に提供するなど、新しい可能性を開拓できる。LexxPlussはロボット統合制御システム「Konnectt」のサービス提供を担い、パートナー企業の協力のもと、自動搬送ロボットの爆発的な普及を目指すという。
Open Source Industrial Roboticsプログラムは、同社が開発するロボティクス・オートメーション製品の技術情報を機械メーカーやSIerなどのパートナー企業に無償公開し、自由に活用する取り組み。具体的には、自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」や現在開発中の自動移載システム「Luft-Conveyor」などのメカ設計、エレキ設計、組み込みソフトウェア、API等に関わる技術情報を公開している。また、製造・品質プロセスについても順次公開を予定している。
参加意向の連絡
Open Source Industrial Roboticsの取り組みに興味がある人は、以下の問い合わせ先に連絡する。同社で内容を確認次第、オンラインでの説明会議を案内する。