ビッグデータとAIを使った旅行検索&予約サービスを展開するトラベルテックスタートアップattaは7日、日本最大級の時間外救急プラットフォームを運営するファストドクター
との連携を開始した。本提携により、救急往診エリア対応地域に該当する宿泊施設の利用者は、旅行先での急な体調不良の際、速やかに医師や看護師への医療相談が可能になる。
観光庁は2022年11月25日に、「全国旅行支援(全国旅行割)」を12月27日宿泊分まで延長し、年明け以降も内容を変更して、観光需要喚起を実施すると発表した。これを受けて、旅行者の医療不安を減らす目的で、年間30万件の救急相談に対応する実績を持つファストドクターとの連携を行った。
今回の連携により、旅先での夜間・休日の急な体調不良や怪我の際に、ファストドクターの医師や看護師へ医療相談ができるようになる。また、症状の緊急性と通院困難性から医師が診療の必要性を認めた場合は、宿泊施設との合意を得た上で医師が救急往診に向かう。患者は施設内で診療・検査・処方を受けられ、継続的な治療が必要な場合は近隣の医療機関への紹介を行う。診察・処方は健康保険が適用される。
旅先に滞在中の夜間・休日でも医療と繋がれる環境を構築することで、安心・安全な旅の基盤作りに力を入れていく。
*医師による医療相談を含む医療行為はファストドクターが提携する医療機関所属の医師によって行われ、ファストドクターが医療行為を行うものではない。