アジラ、AIとヒューマンサイエンスを組み合わせた新研究チームを設立

行動認識AIの独自技術を展開するアジラは16日、人間の行動や思考を科学的に研究する組織である「Human Science AI研究チーム(HSAR)」を設立したと発表した。

同社の世界トップクラスの行動認識AI技術に、ヒューマンサイエンスからのアプローチを加えることで、基礎技術の精度向上のみならず、行動認識AI利用の新たなる展開を目指すという。

アジラは「行動認識AI」のもつポテンシャルにいち早く注目し、独自の技術を開発してきた。当技術をベースにしたプロダクトであるAI警備システム『アジラ』は、既に数多くの施設に導入され、安全安心で快適な環境づくりに貢献している。

人の行動をベースとした「行動認識AI」技術の進化には、人そのものへの理解を更に深める必要があり、コンピュータサイエンスに偏らず、人間に関する知識や知見も重要。コンピュータサイエンスとヒューマンテクノロジーの2つの知識や技術を融合し、行動認識AIの新たな領域展開を模索するため、HSARの設立に至った。

HSARでは、「人間の行動に関わること」を中心に多様な研究に着手している。

・歩容認証研究
特徴的な動きから「その人が誰なのか」を特定する技術研究開発。人間的なパラメータ、データを基にAIにどのように学習させるのかといった学習方法に注力。
・人の軌跡研究
ここで表現する「軌跡」とは人の歩いた道筋のこと。人の歩いた軌跡を分析し、心理状態を特定する。

このほかにも
・ジェネレーティブAIを利用した人間行動の分析
・歩行から感情を読み解く研究
など、さまざまな研究を推進中。

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HSARメンバーの詳細
アジラ

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