デジタルエコノミー特化のカスタマーサクセスソリューション・プロバイダーであるアディッシュは6日、自社開発の企業向けノーコード・チャットボットのhitoboと、ChatGPTを提供する人工知能研究開発のOpenAIのAPI(gpt-3.5-turbo)を連携したと発表した。hitobo管理画面上で企業の問い合わせ対応履歴を読み込ませることで、各社の固有情報を反映したQ&A自動生成が可能となる。4月26日から提供開始予定。
■hitoboにChatGPT API連携したことによる効果
・「目視による問い合わせ対応履歴の確認」にかかる時間の削減。
・「Q&Aの文章作成」にかかる時間の削減。
労働集約的な業務を、高度な自然言語処理を用いて自動化を実現し、業務効率化につなげる。■ChatGPT APIとhitoboの連携だからこそ実現できること
・ChatGPT API連携による「Q&A自動生成」により、「自社の固有情報を反映したQ&Aの一覧」の一括生成ができ、実用的なQ&A文章作成の自動化を実現。
・hitobo管理画面上でQ&A自動生成から公開前の確認、チャットボットに反映まで完結。
・応答時はAPIを経由しないことによりChatGPT API処理時間の影響を受けないため、「利用者へ即時応答」を維持。
チャットボットhitoboのAIエンジンを含めたシステムと、ChatGPTのAPIを組み合わせることで、高度な自然言語処理を用いて「目視による問い合わせ対応履歴の確認」と「Q&Aの文章作成」作業を省略できる自動化を実現した。
これにより担当者は、自動生成されたQ&Aの内容が適切か否かの「最終確認」のみとなり、チャットボットをスムーズに構築・運用できることで、社内外からの問い合わせ対応業務の大幅な効率化が可能となる。
hitoboとChatGPT APIの連携により、ChatGPTの単独利用では実現しづらい「利用者への即時応答」と「修正した回答文をスムーズに反映」することが可能となる。チャットボットの利用者への返答はhitoboのシステムから直接応答するため、ChatGPT側のシステム負荷による返答の遅延や処理速度に依存しない「利用者への即時応答」を保つシステム構成ができる。hitoboの特徴として、各社で所有しているメールやチャット上などの過去の質問と回答の蓄積からなる問い合わせ対応履歴の一覧を、管理画面上にCSVファイルで一括読み込みができる。
質問履歴はあるが回答履歴がない場合、回答履歴の代わりにWebページや各種ドキュメントから関連する文章をコピーして使用することができることで、ChatGPTの単独利用では難しい「自社の固有情報を反映したQ&Aの一覧」の一括自動生成が可能となる。自動生成したQ&Aの一覧は、内容を確認した後に修正箇所が見つかれば、hitobo上で修正後に、そのままチャットボットの応答に追加ができる。
自社にある過去の問い合わせ対応履歴を利用して、hitoboの管理画面上だけでQ&A自動生成、チャットボットの構築、運用開始後の履歴から再びQ&Aを追加・更新することが可能となる。
【生成AIの自動処理による、業務負荷の削減イメージ】