ネルプは13日、T-Hiveと共に、スマホで誰でも簡単に話題のAI画像を生成するサービス「Zoe(ゾーイ)」トライアル版を無料で限定10社に提供すると発表した。正式リリースは7月1日を予定している。
Zoe(ゾーイ)は、表情、髪型、ポーズ、場所など、日本語のタグを組み合わせることで、スマホでAI画像が簡単に作成できるサービス。
現状、AI画像を生成するためには、画像生成AI用ソフトをインストールし、PCに環境構築を行う必要がある。また、環境構築が完了しても、画像生成に必要なLoRAモデルの選定やプロンプトなどのパラメータが多く、これらを調整し画像生成するのはハードルが高いことが問題点として挙げられる。
Zoe(ゾーイ)では、「ショートカット」「笑顔」「20代女性」「色白」など簡単なタグを組み合わせて指定するだけでAI画像の生成が可能。また、運営側で予め作成したテンプレート画像をもとに、タグを追加し作成することも可能。
法人向けエンタープライズプランは、AIで生成した画像に自社商品を持たせたり、着用させることが可能。
これまでは、商品に合ったイメージモデルを素材サイトや、キャスティング会社経由で探す必要があり、イメージに合うモデルが見つからなかったり、類似商品の広告モデルと被ってしまう、モデルの選定に時間がかかるなどの課題があった。AI画像モデルは、表情、スタイル、ポーズを自由に指定できるので、イメージに合うモデルを作成することが可能。
また、既にネット広告等ではAIで作成した画像を広告クリエイティブに活用した例も増えており、一般的な素材サイトの画像で作成したクリエイティブにより、反応率がアップした事例もあるという。
今回、企業向けエンタープライズプランを検討の企業に、無料で10枚まで商品イメージに合わせた画像を作成する。*10枚以降は別途見積り。
コスメ、アパレル、フィットネス、美容クリニック、飲食店、ヨガ教室、EC等様々な業態で利用可能。
また、画像作成だけではなく、AI画像を利用した広告企画の相談も可能なので問い合わせてほしいという。