位置情報による動態管理ソリューション「Assistplus」(アシストプラス)を開発・サービス提供するpinmicroは15日、新型コロナウイルスの感染拡大抑止に役立つ医療施設向けソリューションとして、スマートデバイスのアプリケーションとスマートリストバンドやタグを利用した「meTrack」(ミートラック)の提供を開始した。
「meTrack」は、新型コロナウイルスが世界中で広がる中、感染防止に役立つソリューションの必要性を受け、既存サービスの「Assistplus」をベースに、数週間の開発・検証を経て、医療向けソリューションとして提供を開始した。
この「meTrack」は、GPS、Wi-Fi、Bluetoothなど、複数のテクノロジーを統合し、屋内外問わず、正確で詳細な位置情報を取得することができる。更に、既存サービスでもある「Assistplus」ともシームレスに連携が可能なため、資産管理の仕組みと併用することで、人工呼吸器などの重要な医療機器の場所の特定も可能になる。
また、こうして蓄積された行動履歴は、専用のWebダッシュボードで遠隔地からでも、リアルタイムでの確認することができる。それにより、監視対象者が施設内のどこへ立ち入ったか、どの場所へ立ち寄ったか、その時間に誰と接点を持っていたか、といった情報をリアルタイムに把握することができるため、感染拡大に一分一秒を争う状況下では、大変有効なソリューションだという。
活用シーンとしては、院内患者へスマートリストバンド等を患者へ配布することにより、
院内滞在中の行動し履歴を追うことが可能となる。またリアルタイムでの監視・アラートも可能であるため、隔離エリア等での待機記録や時間経過による管理なども可能。
医療スタッフ向けとしても勤務状況・経過時間の管理や、どのエリアにスタッフがどれだけ滞在をしているか。また、移動式の院内設備の配置状況や数量等の把握にも利用できる。