日本語の文章を解析するAI(=自然言語処理技術)を用いて、企業のデータ変革、データドリブン経営を支援するストックマークは5日、世界中のニュースをAIで解析・構造化し、トレンドや変化の兆しを瞬時に捉えて可視化するサービスAstrategy(エーストラテジー)について、戦略コンサルティングとベンチャー投資・育成事業を行うビジネスプロデューシングカンパニーのドリームインキュベータと実証実験を開始したと発表した。
Astrategyは、インターネット上の国内外約3万メディアの記事、毎日約30万件をクローリングし、AIにより膨大な情報量を解析・構造化しレポートになっていない変化をいち早く捉えるサービス。検索キーワード推薦機能により今まで気づかなかったキーワードを推薦したり、「企業」、「業界」、「地域」、「行動軸」などの自動分類や「クロス分析」、「時系列」表示により傾向や流れの把握をサポートする。これまで人力で発見し得なかったインサイトの抽出が可能となり、また、情報の収集・整理の工数削減を実現。いち早く外的変化を検知し、ビジネス施策の検討を可能にするサービス。
今、世の中は、予測不可能な不確実性の強い状況であると言われている。そのため、出来るだけ多くの情報源からメガトレンドなどの定常変化と 異なる変化の兆し(Weak Signals)の洞察、発見が非常に重要となっている。しかしながら、テクノロジーの発展により、特にインターネット上にある情報は人間の処理能力を超えた膨大な量となり、その流通するスピードも加速している。ストックマークのAstrategyはこの認知限界を超えた調査をサポートし、より多くの情報源からの分析をサポートするサービス。
ドリームインキュベータは、戦略コンサルティング及びベンチャー投資・育成事業を通じて、企業とともに社会のあり方を変える“ビジネスプロデュース”を掲げている。特に、成長戦略や新規事業立案など、事業を創造・発展させていく案件に積極的に取り組んでいるという。また当該事業を通じて、経営・事業の枠を越えた社会・産業レベルの視座を得ることで、より成長性の高いビジネスを発掘し投資参画している。
今回、不確実で予測が難しい時代に、情報分析と調査の科学化により、世の中の動きをいち早く察知し、変化の兆しを捉えるというAstrategyのコンセプトに共感し実証実験を行うこととしたという。