Spectee(スペクティ)は15日、同社が提供するリアルタイム危機管理情報サービス『Spectee Pro(スペクティプロ)』が、広島県の災害対応・危機管理対応として採用されたと発表した。
『Spectee Pro』は、AI技術を活用して情報解析し、いち早く正確に緊急情報を配信、被害状況を可視化する危機管理情報サービス。TwitterやFacebookなどのSNSに投稿された情報をもとに、自然災害や火災、事故等の緊急性の高い情報、感染症に関する情報など、100以上の事象を、市区町村、空港や駅、商業施設、観光地周辺といった対象と組み合わせて、「どこで何が起きているか」をリアルタイムに確認できる。
さらに、スペクティではAIを活用し、デマや誤情報、情報の重要度などを的確に分析するとともに、24時間対応の専門オペレーションチーム(情報分析官)による情報の精査も合わせて行うことで、現場の最前線で働く職員の方々が情報に惑わされないように、万全のサポート体制を敷いている。
広島県では、2014年に発生した土砂災害や18年の西日本豪雨など、近年激甚化する災害対応には、AIをはじめとする新しい技術の活用が重要であると考え、特に災害発生時に多角的に被害状況を把握できるSNSの情報は、迅速な初期対応に有用であるとし、SNSから正確な情報をいち早く収集できる『Spectee Pro』を採用することになったという。