家畜にかかる餌の”コスト”を最大限削減し、自家配合プラントによって畜産の儲かる仕組みを創る「コーンテック」を運営するコーンテックは21日、協同ファームと共に、養豚分野における人手不足の解消及び養豚農家の利益改善を目指すアグリテック化を目的に、協同ファームの豚舎にてIoT機器を活用し、飼育中の豚の「体重」「体温」「外気温」「音声」などをデータとして収集、それをAIで解析していくことで、養豚の最適育成モデルを構築していくことを目指す実証実験の取り組みを開始したと発表した。
本プロジェクトでは、家畜の餌にかかる割合が経営コストの60%以上を占めるほど大きく、畜産の儲からない体質、経営状況の悪化が招く後継者不足といった深刻な問題を「自家配合プラントの構築」と「飼料マネジメント」を通して餌のコストダウンを実現し、20~30%以上のコストを削減、経営改善を実現。更にAI/IoT/ICTを活用した養豚の最適育成モデルを構築し、養豚農家に肉質が良くなる、且つ餌のコストダウンにより儲かる養豚経営を実現させ、これまでのきつい・儲からない養豚農業から、楽しい・儲かる養豚農業へ変え、地域の産業振興と次世代の育成に貢献するとしている。