ソフトバンクの子会社、日本コンピュータビジョン(JCV)は30日、東京建物の新本社屋である東京建物八重洲ビルにAI顔認証を利用した入退室管理システムを導入したと発表した。
今回導入したのは、AI顔認証デバイスを通して、強固なセキュリティ構築が可能となるJCVビルディングアクセスソリューション。
東京建物新本社屋においては、オフィス出入口にAI顔認証デバイスを設置し、顔認証によるドアの開閉管理を行うという運用を実施している。顔認証による入退室管理で、ICカード等を紛失した際に他者のなりすましによる不正入室等を防ぐことが可能となり、セキュリティリスクの軽減にもつながる事が期待されるという。
マスクや眼鏡を着用していても本人識別が可能という認証精度、ならびにわずか0.3秒で認証可能という認証速度が今回導入の決め手だという。実際に利用している社員からは、顔認証による入退室のスムーズさや、顔をかざすだけでドアが開くという新しい体験に対して好評を得ているという。
東京建物では、将来的には同社が保有する建物・テナントへの同システムの導入拡大を検討している。本システムの施工とエンジニアリングに関しては、JCVパートナー企業であり、ビルディングオートメーション事業を展開するアズビルが行った。