スキルアップAI、関西圏の問い合わせが昨年比で2倍に 大阪オフィスを新設

AI人材の教育研修事業を展開するスキルアップAIは30日、AI人材の需要増にともない関西圏の企業からの問い合わせが昨対比で2倍となったことを受け、関西初の拠点となる大阪オフィスを大阪駅前第一ビル(大阪市梅田)に開設すると発表した。

近年、機械学習や深層学習(ディープラーニング)の台頭によりAI技術が飛躍的に向上し、AIの社会実装が多方面で加速するなか、経済産業省は2020年時点で4.4万人であると推計されているAI人材の需要ギャップは、2030 年には 12.4 万人にまで上昇すると予測している*1。この状況を打破すべく、スキルアップAIは、単なる理論の習得にとどまらない、AI技術の実践的なビジネス活用ができるAI人材の育成をすべく、実務でのAI活用経験豊富な講師陣によるインタラクティブな講座を関東を中心に提供することで、法人や個人の顧客からから高い評価を得てきたという。

特に今年は関西圏の企業からの問い合わせも昨対比で2倍となり、これまでのように週末講座のみではなく、平日講座の定期開催の要望があり、この度大阪拠点を新設する運びとなったという。

新型コロナウイルスの影響により、スキルアップAIでは「Web会議やチャットシステムと同時編集機能を活用することで、学びの場をバーチャルに再現すること」を目的に従来の対面講座をライブ配信に切り替える対応を進めてきた。ライブ配信はコロナ禍でも柔軟に学習を進めることができ、インタラクティブな講座の性質が保たれていると好評を博した一方、「グループワークの場の空気感をみてTAが適宜ヘルプに入るということはオンラインでは難しい」、「オンライン上での学習を効率的なものにするには参加者同士の密なコミュニケーションが重要だが、PCの画面越しでは参加者同士の関係性構築が不十分になる場合がある」等の課題が浮き彫りになった。

このような背景を踏まえ、スキルアップAIでは、オンラインの利便性とリアルな空間のメリットを柔軟に組み合わせることが、withコロナ社会における効果的かつ良質な学習体験の提供方法であると考え、今回の新拠点の設立の運びとなった。大阪オフィスの新設により、これまではオンラインの選択肢しかなかった関西圏のAI学習者の方およびAI導入や開発を推進している事業者に、より良い学びの体験を提供していきたいとしている。

*1:2019年 経済産業省「IT人材需給に関する調査」より引用。本調査ではAIを実現する数理モデルについての研究者(ただし、学術・研究機関を除く) や AI 機能を搭載したソフトウェアやシステムの開発者、AI を活用した製品・サー ビスの企画・販売者を「AI 人材」として定義。

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