アトラックラボは20日、小型無人車両、ATLER2シリーズを発売した。
ATLER2は、自律型の小型ローバー開発に適した産業用モデル。4つのギアダウンモーターを4輪に装備し、大径タイヤと相まって、小型ながら高い走破性を発揮する。ベースシャーシは軽量でしなやかなカーボン製。モーターマウントや、ホイールハブはアルミ削り出しとし、産業用途に耐える丈夫で信頼性の高いものとなっている。電源には、バッテリーマネージメント回路が組み込まれたマキタ製バッテリー(18V、14.4V)が使用できるようになっており、ラジコン用バッテリーを使用するものに比べ高い安全性が得られるという。
ボディは丈夫なクリアのポリカーボネート製で、インテル RealSense などのカメラを内装するマウントも用意している。制御に使用するコンピューターは、NVIDIA JETSONシリーズをはじめ、インテル NUC、Ardupilot Cubeシリーズをサポートしており、アトラックラボで開発した専用のローバーコントローラーAT-Driveを介して車両制御を行える。
価格は、シャーシキット4万円〜、Ardupilot Cubeを搭載した自律走行モデルの参考価格 は約9万円 (バッテリー充電器別)となっている。このシャーシをベースとした、ソフト、ハード開発も受注可能。