フューチャーアーキテクトは25日、本稼働中のRPA(Robotic Process Automation)を対象に実行時の堅牢性を評価し、運用コストの上昇抑止と全社普及をサポートする「RPA健康診断支援サービス」の提供を8月から開始したと発表した。
AIや機械学習などの技術を活用してホワイトカラーの高度な作業を代行するRPAは、業務の自動化・効率化を目的に多くの企業で採用されている。しかし、品質の低さからエラーが頻発し思うように稼働しないなどの理由で、特定の部門や業務での適用に留まっており全社に普及していない、適用範囲が補足業務に限定され主要業務まで及んでいない、などの課題があるのが実態だという。また、RPA導入範囲の拡大にともなう運用コストの上昇により、更なるRPA導入を躊躇する企業も見受けられるという。
フューチャーアーキテクトは、2016年から「業務改革支援サービス」の一環として顧客のRPA構築・運用を支援してきた。これまでに培われた知見をベースとした「RPA健康診断支援サービス」では、実行ログなどからRPAの稼働状況を可視化し、稼働率を検証する。その結果、稼働率が低いと判定されたRPAについては、実行シナリオの問題箇所を特定し修正後の効果を定量・定性の両面から試算する。
「RPA健康診断支援サービス」の導入により、短期的にはRPA稼働率改善による 自動化・効率化効果の向上、中長期的にはRPA運用費の上昇抑止による全社普及が期待できるという。