AIとIoT を活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、バカンは3日、無人ホテルを運営・実現のサポートをしているスタートアップ、リクリエと両社のリソースを活用したサービス連携を開始したと発表した。
新型コロナウイルスの影響により、全国各地でホテルの稼働率が低迷している。ニューノーマルの中で新たな需要を掘り起こす必要があるほか、対人での接客が当たり前の運営を見直し、3 密対策や非接触への取り組みに各社が対策を急がれている。
リクリエは 2016 年の創業以来、遊休資産の活用をテーマに無人ホテルの運営、また無人ホテル実現のためのチェックインシステム「Tabiq(タビック)」を開発しており全国 50 以上の施設を運営している。同社は九州で初めて事前チェックインを活用した無人ホテルを実現している。
バカンは、AIとIoTを活用してホテル・旅館内の設備をはじめ、飲食店や公共施設などあらゆる場所のリアルタイム空き情報の配信サービスを展開している。今回の連携により、宿泊施設内の非接触対策だけではなく、近隣の商業施設や飲食店、さらにはトイレの空き状況なども現地から離れた場所から確認できるようになる見込みで、「オンラインでのおもてなし」の可能性がさらに広がるという。本連携は福岡市内での実証実験の後、その他の地域に提供を拡大していく予定だという。