東芝インフラシステムズ、日立物流中部から直交型荷降ろしロボット受注

東芝インフラシステムズは27日、日立物流中部から同社が開発した物流向けロボットである直交型荷降ろしロボットを受注したと発表した。日立物流中部のドラッグストア向け物流センターで、仕分けライン投入作業に2022年6月から運用開始される予定。

同社が開発した直交型荷降ろしロボットは、独自の2面把持機構と荷物の引き出し方式による「丁寧な荷降ろし」、画像認識エンジンの改良により精度が向上した自動認識技術と計画・制御技術により1時間あたり600個の荷降ろしが可能な「高速処理」、外寸幅2200mmx奥行き3400mmx高さ2970mmのコンパクト設計による「省スペース」が特徴。作業者に代わり30kgまでの重い荷物(箱物)を、パレットからコンベヤへ荷降ろしする作業を行う。設計・開発は同社小向事業所。

同社はロボットとコンベヤ機器との組み合わせにより、荷降ろし前のパレット搬送や荷降ろし後の商品搬送などの一連の作業を自動化し、作業工程を追加しない自動化を提案した。また、作業負荷の大きなケース投入作業の自動化にあたり、多種多様な商品に対応する汎用性、1時間あたり600個荷降ろし可能な生産性、既存倉庫スペースに合わせ専有面積を抑えた設置レイアウトが評価され、受注に至った。

今後、同社は物流ロボットおよび自動化システムの提供を通じ、物流センターの業務改善と持続可能な物流インフラの構築に貢献していくという。

関連URL

東芝インフラシステムズロボティクス・物流システムソリューション紹介サイト
東芝インフラシステムズ 直交型荷降ろしロボット製品サイト
ロボティクス・物流システムソリューション 導入事例紹介サイト
東芝インフラシステムズ

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