
観光分野のDXを推進するアクティバリューズは3日、多言語AIトラベルガイド「talkappi(トーカッピ)」を奈良市観光協会が導入したと発表した。
多言語AIトラベルガイド「talkappi(トーカッピ)」は、AI による多言語での問合せへの自動応答、マーケティング支援などの機能を備えたチャットボット。旅行者が普段利用しているスマートフォンから、Webブラウザに加えてLINE、Facebook messenger、WeChatといった国内外のメッセージアプリでも使うことができるため、ユーザーとの接点を旅マエ~旅アトにわたり維持できる強みがあるという。
日本語、英語、中国語(簡体)、中国語(繁体)、韓国語に標準対応しており、日本人はもちろん訪日外国人旅行者(インバウンド)の9割以上をカバーできる。大阪観光局、沖縄県、草津温泉観光協会、高知市といった自治体・観光協会の他、ホテル、旅館、商業施設、ECサイトなど国内300施設以上に導入している。
新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」においては、安全・安心のニーズの高まりやデジタルプロモーションの重要性が高まる等、ウィズ・コロナ、アフター・コロナにおける観光のあり方、観光客の志向や求められるプロモーション手法に変化が現れることが予想される。こうした状況を踏まえ、奈良市観光協会では多言語AIトラベルガイド「talkappi(トーカッピ)」を通じ、スマートフォンやWebサイト上で、旅行前の情報収集や、旅行中におけるタイムリーかつ効果的な情報収集を可能とすることで、観光客の利便性や満足度を高め、安心・安全を担保しつつ奈良市内での周遊促進及び消費喚起を図りまするとしている。