社内向けAIチャットボット業界を牽引するジェナは9日、グロップが、同社の情報システム部、総務部、業務管理部において、AIチャットボットサービス「hitTO(ヒット)」を7月に導入したと発表した。
新型コロナウイルスの対策や派遣法改正などに伴う各種制度変更によって、スタッフのサポートを担う管理部門が定型的な問い合わせ対応に追われ、本来、取り組むべき戦略的業務を推進できていない課題があるという。その背景には、社内ポータルサイトに規定やマニュアルを掲載しているものの「活用されていない」「問い合わせ先がわからない」など、情報検索における不自由さやストレスが大きな要因となっていた。また、各業務領域において問い合わせ対応が属人化しているため、担当者不在時や異動時に対応品質と業務効率が低下するという課題もあったという。
そこで主に「現場スタッフと管理部門の双方の生産性向上」、「管理部門の業務ナレッジの体系化」、「現場の声を見える化し、業務効率化に繋がる施策の立案」の3つを軸にAIチャットボット「hitTO(ヒット)」を活用することで、従業員満足度と会社全体の生産性向上を実現したいという。
「hitTO」の導入は、AIチャットボットを運用していく上では欠かせない「メンテナンス性」に優れた管理画面と社内への浸透率を高めるための社内プロモーション支援まで整った導入後のサポート体制を評価し決定したという。