富士通は10日、コネクテッドカーから収集される自動車ビッグデータを活用してサービスを提供する事業者向けに、車載カメラ映像解析プラットフォーム「FUJITSU Future Mobility Accelerator Digital Twin Analyzer(デジタルツインアナライザー)」を、9月25日から販売開始すると発表した。
「Digital Twin Analyzer」は、富士通研究所が開発した、映像解析を行うAI画像認識技術と、自車および周囲物の高精度三次元位置推定技術により、車載カメラ映像を解析し価値あるデータに変換することで顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援する。
本製品により、刻々と変化し続ける、歩行者や車両・道路・建物といった実世界空間の三次元位置・軌跡情報を高精度に推定することができるため、車両状態や交通状況のタイムリーな分析、予測が可能となる。また、解析ロジックを変更・追加することで地物検知や事故状況解析といったユースケースに適用できるため、様々な業種サービスに活用することが可能だという。
同社では、2021年2月から、北米や欧州地域も含めたグローバル展開を予定している。